2015年01月

昭和測器株式会社のブログ
営業部のSです。旅行に行って温泉に浸かってリラックスすると、思わず“フーッ”というため息が出る場合があります。以前NHKの番組で、“フーッ”の効果を調べていました。

それによると、温泉に浸かって“フーッ”を出す場合と出さない場合の脳波を調べると、明らかに、“フーッ”を出した場合の方が、人はリラックスする、ということが判ったそうです。

それなら風呂に入ったときはいつも“フーッ”を出したら良いということになりますが、家庭の風呂ではいま一つ、この“フーッ”が出にくいことに気がつきます。

お湯の温度のせいかなと温度を高くしてみると、確かに“フーッ”は出やすいが、温泉の時ほど自然には出ません。旅行先の温泉ではリラックスしているからだろう、という考えもありますが、それでは先のNHKでの原因と結果が入れ違ってしまって、おかしなことになります。

そこで私が注目したのは、体にかかる水圧の違いです。
一般に家庭の風呂やホテルの部屋の風呂では、水深が浅く、上半身を後方へそらす様な状態で風呂に入ります。水深はおよそ40cm程です。一方温泉では、上半身が垂直になり水深は75cm程です。それぞれの水圧を計算してみます。

まず、水深による圧力を出してみます。水圧は10mで約1気圧:1kg/cm^2です。1mだと0.1kg/cm^2です。先の家庭風呂40cmですと0.4×0.1=0.04kg/cm^2。温泉の水深75cmだと0.75×0.1=0.075kg/cm^2です。人間の体の表面積を1.6m^2として力を計算すると、40cmの水深の場合は0.04kg/cm^2×10000×1.6m^2=640kgとなります。75cmの水深の場合は0.075kg/cm^2×10000×1.6m^2=1200kgとなります。

ところが、人間の体は、水底にへばりついているわけではなく、水面から水底までそれぞれの体の部位が分散されています。それを計算しないと正確な値は出ません。それを計算します。家庭風呂の場合は、0~40cmの水深の中で上半身をそらし、膝を折り曲げるという想定をします。温泉の場合は、水底に座り、0~75cmの水深の中で上半身を垂直にして足を水平に伸ばす、という想定をします。体の各部位の水深での水圧と、その部位の表面積を求めて、EXCELで積算すると答えが出ます。

私の計算によると、水深40cmの風呂では338kg重。水深75cmの温泉では805kg重という答えが出ました。
温泉は家庭風呂の約2.4倍の力が加わることが判ります。この、体にかかる力の違いが、“フーッ”が出る、出ない、を決めるものと思われます。

 但し、あくまでも私の独断と拙い計算ではありますので、念のため。

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