2012年01月

昭和測器株式会社のブログ
こんにちは。昭和測器のSです。今日は、音と振動の関係についてお話します。

音というのは、人の耳に聞こえる範囲の、空気の圧力の変化です。
そして、音の基は物の振動です。物が振動して、それが空気を振動させ、空気の圧力として私たちの耳に届きます。

純粋な音の代表として、音叉の音があります。ピアノの調律師が、コンとたたいてキーンと音を出すのを見ることがあります。この音叉は440Hzの振動で、ラ(A)の音を出します。

(音叉)
音叉use

この音をマイクロホンで拾うとどうなるでしょうか。記録した波形をみると、思ったよりも汚い波形でびっくりします。
それは、音叉の純粋な音の他に、暗騒音と呼ばれる、回りの雑音が沢山記録されてしまうからです。

(暗騒音が混ざった音叉の波形)
暗騒音USE



私たちの耳は、非常に都合がよくできています。騒音の中でも、必要な音を聴き分ける特殊な能力があるので、音叉の音がきれいに聞こえるのですが、計測器はそうはいきません。すべての音を平等に拾います。

では、どうすれば音叉の純粋な音が記録できるでしょうか。それは、振動センサを使うのです。振動センサを音叉のまっすぐな部分に接触させると、音(振動)を拾うことができます。その波形を見ると、きれいな440Hzの正弦波になっています。

(音叉のみの波形=正弦波)
正弦波USE

この現象は、実際の現場で応用することができます。
電気製品がブーンとうなっているとか、自動車のエンジンが、いつもと違ってカタカタとおかしな音をたてている、など気になることがあります。このような製品は、製造メーカの検査ラインでは、不良品としてはじかなければなりません。

先の音叉の例のように、マイクロホンを使うと、暗騒音を拾って、検査になりません。

そこで振動センサを使って振動波形を取り込みます。その波形から、特定の周波数のレベルの高い製品を、不良と判定するのです。この様なシステムは、弊社とソフトメーカーとで提携して、実際に数多くの製造ラインで使用されています。


 私たちの身近なところにも、音と振動の問題があります。一つの例は、家の換気扇です。トイレ、風呂場、台所にあります。ガ-ガー、ガリガリ、ゴーゴーとうるさく感じたことはありませんか。
それは、換気扇のファンにほこりがたまって、アンバランス振動を起こしているのです。

簡単に解決できます。

掃除をして、ほこりを落とすと、アンバランスが解消されて、嘘のように静かになります。
現に私の家のトイレの換気扇がそうでした。心当たりのある方はやってみて下さい。


もしそれでもダメな場合は、ファン自体にアンバランスがあるのです。その場合は、
昭和測器のポータブルバランサーをお求めになると、うまくファンのバランスがとれて,
解決します(笑)。

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